境内に沢山の灯明をお供えし、滅罪生善、報恩謝徳、諸願成就を祈念する行事です。ご先祖や所縁の精霊のご供養を行い、生命の尊さに心を寄せ思い思いの願いを込め、今日の感謝を捧げます。古くはお釈迦さまの時代から始まり、日本では奈良時代に始まったと伝わる仏教の伝統行事です。
真言宗においては、
「生きとし生けるもの
すべてが仏であり、
その供養として、
お灯明、灯りの功徳は
尊きものである」
「万灯を設けて、
仏さまを供養し、
あらゆる恩に報いたい」
と、弘法大師が高野山にて万灯会を修行されました。
ご参列の皆さまには、生命の尊さを改めて考える機会となれば幸いです。どなたでも気軽にお参りください。